犬を迎え入れた時に、女の子の犬の場合避妊手術をするかで悩んでいる飼い主さんもいると思います。
避妊手術は病気を予防したり、発情期のストレスを軽減させたりとメリットがありますが、麻酔や手術によるリスク等のデメリットもあります。
わが家の愛犬「きのさん」は香川県で保護された、元野犬のビビリな保護犬です。
今回は、わが家の「きのさん」が実際に避妊手術をした時の流れや注意点、費用などを紹介していきます。
犬の避妊手術について
犬の避妊手術は、犬の女の子の子宮と卵巣を摘出する手術で、全身麻酔をかけてお腹を開ける手術です。
避妊手術を行うと発情がなくなり、望まれない妊娠が避けられることや、生殖器系の病気を予防することができるといわれています。
避妊手術をするメリット
犬の避妊手術をするメリットは次のようなものがあります。
- 望まない妊娠が避けられる。
- 卵巣と子宮を摘出するので、物理的に卵巣・子宮の病気を予防できる。
- 発情期のストレスあるいは問題行動が軽減し、飼いやすくなる。
- 他のワンちゃんあるいはネコちゃんに対する攻撃行動が軽減する。
避妊手術をするデメリット
犬の避妊手術をするデメリットもあるので、理解した上で避妊手術をするか判断する必要があります。
- お腹を開ける手術をするので、健康な体にメスを入れることになる。
- 繁殖ができなくなる。
- 避妊手術後は、ホルモンの影響で食欲の増進や代謝カロリー量の減少から、肥満になりやすい。
- 全身麻酔や手術によるリスクがある。
避妊手術の費用
犬の避妊手術の費用は、犬の大きさや入院日数、病院により差があるみたいですが3万円~8万円ぐらいが多いようです。
ちなみに、わが家の「きのさん」は中型犬で、血液検査や1泊入院も含めて6万5千円ぐらいでした。
実際にお世話になっている病院に聞いてみるといいですね。
避妊手術の注意点
避妊手術を受ける前には、病院から手術に関しての注意点の説明があると思います。
実際にわが家の「きのさん」が手術を受ける前には次のような注意事項が説明され、同意した上で手術しました。
血液検査について
無事に手術を終えられるように当日に最低限必要な項目、循環器、呼吸器、肝機能、腎機能、血液状態(貧血・脱水・電解質)の検査を行う場合があります。
この検査結果が悪かった時は、手術可能な状態に回復するまで手術は延期となります。
手術・麻酔の危険性について
健康上に問題がない場合でも、1万頭に1頭ぐらいの確率で特異体質による全身麻酔事故の危険性があります。
手術当日から術後の流れ
実際に手術当日の流れから、術後についてわが家の「きのさん」バージョンで紹介していきます。
病院に預けてからの流れは分からないので、それ以外の流れを紹介します。
手術当日
手術当日は絶食の状態にするように病院から言われていたので、朝ごはんを抜いて病院にいきました。全身麻酔をかけると嘔吐を起こすことがあるので、窒息や誤嚥性肺炎を防ぐためだそうです。
病院に着くと、手術に関する最後の確認だけしたら「きのさん」とはお別れでした。
「きのさん」はとてもビビリ犬なので、病院に行くとう〇ちをお漏らししてしまう程なので、可哀想でしたが、「頑張れ!٩( ”ω” )و」と言い病院に預けました。
手術後に病院からいただいた写真を見たらとても不安そうな顔をしてました...心苦しい...
術後
術後、わが家の場合1日入院でした。
食欲や呼吸状態、排尿の有無などを確認し、翌日退院でした。
病院に行くとう〇ちを漏らしてしまう程のビビリ犬なので、入院はとても心配でした...
翌日病院に迎えに行った時に、診察室の扉が少し開くと「きのさん」が隙間から覗いていて、家族の姿が見えたらほっとして笑った顔をしたのは忘れられません。
退院後、抜糸するまでの1~2週間は、傷をなめないようにエリザベスカラーを装着しまていました。
笑ってはいけないけど、これがまた面白かったです。(笑)
まとめ
今回は、わが家の「きのさん」が避妊手術を受けた時のことを紹介しました。
犬を初めて飼う方は去勢手術をするか悩んでいる飼い主も多いと思うので、少しでも参考になれば嬉しいです。
保護犬を受け入れてからの生活や、経験したことなどを記事にしています。良かったら覗いてみて下さい。